看護師が転職をするとき、よく利用される「転職サイト」。
利用者からは「使わない方がいい」という口コミが散見されます。
看護師転職サイトは使わない方がいいって聞いたけどなぜ?
転職サイトを使わない方がいいのはどんな人なんだろう…。
悪い評判を聞くと利用するか迷いますよね。
利用するかどうかは、口コミや評判を確認したうえで見極めたいもの。
本記事では、看護師転職サイトを使わない方がいいと噂される理由や、利用して失敗しないコツなどを解説!
ご覧になると以下のことが理解できます。
- 使わない方がいいと噂される理由5選
- 転職サイトを使わない方がいい人
- 利用時によくあるトラブル例と対処法
- 利用する最大のメリット・デメリット
- 看護師転職サイトの利用で失敗しないコツ
- 転職サイトを使わないで転職する方法
この記事をお読みになると、看護師転職サイトを利用すべきか判断できますよ。
病棟看護師6年目の私(@orioriooooooo)がお伝えします。
- 常勤で急性期病院の病棟に入職し4年間勤務
- 結婚と主人の転勤のため退職
- 復帰後も急性期病院で勤務
転職サイト | 総合評価 |
---|---|
看護roo! | 4.42 看護師の利用者数No.1 公開求人数:61,791件 |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 4.18 職場の内部事情に詳しい 公開求人数:138,109件 |
マイナビ看護師 | 3.74 看護師の認知度No.1 公開求人数:54,503件 |
看護師転職サイトは使わない方がいいと噂される理由5選
ここでは、看護師転職サイトを使わない方がいいと噂される理由を「口コミ」とともに5つ解説します。
同時に看護師転職サイトを使って困った時の対処法や対策もお伝えしますので参考にしてください。
連絡がしつこい
連絡が「しつこい」「うざい」という口コミがあります。
看護師の転職サイト、電話来すぎ!!!うざい!!!
— 月希-rui- (@naniwa_2507_rui) October 11, 2022
そんな暇じゃない!
忙しい時に頻繁に連絡があると、わずらわしく感じますよね。
転職サイトに登録すると「連絡がしつこい」ため、使わない方がいいと思う人もいます。
転職サイトから頻繁に連絡があるのは、転職サイト登録後すぐのとき。
私は看護師転職サイト登録時に、電話可能日時をコメント欄に入力しました。
電話可能日時を入力しておくと、希望の日時に電話連絡がありましたよ。
電話のタイミングを調整できるとストレスが軽減しますね。
初回の電話以降は、連絡手段をLINEやメールに変更してもらうこともできます。
LINEやメールで連絡をとりたいあなたは、担当者に相談してみると良いですよ。
強引に転職をすすめられる
転職サイトの担当者によっては、強引に転職をすすめられることがあります。
よく看護師の転職はハローワークを通すか、転職サイトを通すかで悩みどころですが、経験上、転職サイトの人は強引なところもあります。わざわざ夜勤明けの日に2件の面接を設定したり、行きたくない案件を無理に行かせようとしたり、色々いますのでご注意を。
— ビスケット (旧:パン粉三兄弟) (@HarrSkyy) April 12, 2016
希望条件に合わない求人紹介や、夜勤明けに面接を設定されたら「最悪」と思うのも当然のこと。
強引な担当者の押しに負け、気が乗らない求人に応募すると「断っておけばよかった」と悔いが残るかもしれません。
強引に転職をすすめられることもあるため、転職サイトは利用しない方がいいと言われるのです。
担当者が強引に転職をすすめるときの対処法は以下の通り。
- 自分の希望に合わなければ遠慮せずに断る
- 担当者変更を申し出る
大切なのは、自分の軸をぶらすことなく転職活動をしていくことです。
対応の遅い担当者がいる
以下の口コミのように、看護師転職サイトには「対応が遅い担当者がいる」ため利用しない方がいいと感じる人もいます。
転職サイトの人テキトーなのかなんなのか、、、対応遅いし、全然違うことしてるから、ここちょっとあれやな。
— mirururu♈︎ (@01tomoehotaru06) January 9, 2020
担当者の対応が遅いと転職活動がスムーズに進まず、計画も狂いますよね。
以下の原因から、担当者の対応が遅くなることがあります。
- 多数の利用者を担当しているため忙しく手が回っていない
- 入職希望日が近い利用者の対応をしている
- 担当者がマイペースな性格
基本的には翌営業日までに担当者から連絡があります。
翌営業日以降も連絡がなければ対応が遅いと言えるでしょう。
担当者の対応が遅い時の対処法は以下の通り。
- 担当者にもう一度自分から連絡を入れる
- 入職希望日や転職活動のペースを担当者とよく話し合っておく
- それでも対応が遅いときは担当者を変更してもらう
いずれにせよ担当者レベルで対応が遅い場合は、転職サイト自体が対処してくれるので心配無用です。
希望と違う求人を紹介される
「希望と違う求人を紹介される」ことがあるため、転職サイトを利用しない方がいいという人もいます。
内定もらい転職活動終了です!看護師転職サイトで紹介される求人はどれも微妙で結局自分でindeedみてたらかなり良さそうな所を見つけ今日面接受けた所でした!採用なら1週間以内に連絡しますと言われたが20分後に連絡きて採用となりました笑
— オレオ (@reonaruo) February 6, 2022
希望と違う求人紹介をされると「自分で探した方が早いんじゃない?」と思いますよね。
希望と違う求人を紹介される原因は、主に以下の2つ。
- 担当者と希望条件のすり合わせが上手くいっていない
- あなたの希望条件に合う求人が見当たらない
希望と違う求人を紹介される場合は、担当者と再度希望条件の打ち合わせをしましょう。
また、利用している転職サイトが、あなたの希望条件にあう求人を取り扱っていないこともミスマッチの原因になります。
転職サイトを2~3社併用することで選択できる求人数が増え、希望の求人に出会える確率もUPしますよ。
関連記事 看護師転職サイトに複数登録するメリット・デメリットと選び方を解説
採用が不利になるケースもある
転職サイトから紹介を受けた看護師の採用は不利になるため、使わない方がいいという声もあります。
私の職場には毎日何件も転職サイトや人材紹介会社から電話が来る
— らいふいずびゅーてぃふる (@TLHuay4WI17Y4Fi) September 19, 2022
部長は求人の為に転職サイトに登録はしているようなのだが「紹介料」が年収の約20〜30%と高額な為、凄く良い人材でなければ断るし、普通クラスの人はハロワを通して来てくれたら面接します。というスタンス
転職サイトから紹介された看護師を採用する場合、病院側は転職サイトへ紹介料を支払う仕組みになっています。
病院側としてはなるべく採用コストを削減したいもの。
その結果、看護師転職サイトを利用すると不利になることがあるのです。
どうしても入職したい病院の求人なら、転職サイトを使わず直接応募するのも一つの方法ですね。
そのいっぽうで、以下のように転職サイト経由の求職者に好意的な看護部長もいます。
- 中には有能な人材もいた。
- 最近は固定業者との取り引きになっている為、紹介看護師のレベルアップが感じられる。
- 職場で生き生き働いているスタッフもいる。
(出典:日本医療・病院管理学会誌「民間中小病院における看護職員紹介業者の利用に関する基礎研究」)
ですからケースバイケースであり、一概に採用が不利になるとは言えないのです。
関連記事 看護師の転職サイトと直接応募はどっちが有利?現役ナースが体験談と共に解説
看護師転職サイトを使わない方がいい人
ここでは、看護師転職サイトを使わない方がいい人をお伝えします。
断るのが苦手な人
断るのが苦手で担当者の押しに負けそうな人は、転職サイトを利用しない方がいいです。
なぜなら、気が向かない求人にもかかわらず断れなくて転職すると、後々「あの時断っておけば」と後悔しがちだから。
担当者の押しや意見に流されそうな人にはおすすめできません。
転職したい医療機関がすでに決まっている人
すでに転職したい医療機関が決まっている場合は転職サイトを利用しない方がいいです。
なぜならわざわざ転職サイトを利用するより、HPから直接応募した方が迅速にやりとりできるから。
すでに転職したい医療機関が決まっている人は、直接応募が近道になることもあります。
医療機関のHPに採用情報がない場合は、転職サイトに登録し非公開求人となっていないかを確認してください。
自分のペースで転職活動を進めたい人
転職サイトを利用すると必ず担当者がつきます。
医療機関へ応募や問い合わせをしたいときは、担当者を通さねばならず直接応募はできません。
担当者がいるので心強い反面、医療機関との間にワンクッション入るためレスポンスが遅くなることもあります。
また、担当者から頻繁に連絡があれば急かされていると感じ、自分のペースを乱されることもあるでしょう。
自分のペースで転職活動を進めたい人は、転職サイトは使わない方がいいと言えます。
関連記事 看護師求人に直接応募するメリット・デメリット|応募の流れと注意点も解説
看護師転職サイト利用時のトラブル例と対処法
ここでは看護師転職サイトを利用した人のトラブル例をもとに、対処法をお伝えしていきます。
紹介された求人がブラック病院と知らず転職してしまった
ブラック病院に転職してしまったというトラブルがあります。
数年前に転職サイトでブラック病院紹介されて地獄をみたけど巡りめぐって専業主婦の今、もらった商品券が私の購買に対する罪悪感を和らげている
— ぱんだ (@pandakodansi) August 4, 2021
あの時の経験も自分の糧になってるし、人生無駄なことはないんだなって思える
転職サイトを利用すると担当者から求人を紹介してもらえます。
しかし、紹介された求人の中にはブラックな求人が混ざっていることもあるのです。
ブラックな病院に転職してしまった時の対処法は以下の通りです。
- 転職サイトの担当者に悩みを相談する
実際、私の友人が転職サイトを利用しブラックな病院に転職してしまったことがあります。
友人は簡単なオリエンテーションの後、経験があるからと放置され、すぐに夜勤のメンバーに組まれていました。
転職サイトの担当者へ相談すると、次の日には担当者が代わりに病院へ連絡をいれてくれました。
転職サイトの担当者が連絡をしてくれたことで、放置されることは減り、夜勤も調整してもらえたそうです。
ブラックな病院に悩んだ際は、まず転職サイトの担当者へ相談してみましょう。
転職サイトはあなたに病院を紹介した手前、入職後のアフターフォローまで無料でしっかり対応してくれますよ。
そんな事情もあり、全力で問題解決に向けて努力してくれるはずです。
聞いていた情報と実際が違った
聞いていた情報と実際が違うというトラブルがあります。
転職サイトに乗ってる情報と、言ってること全然違うじゃねぇか!
— にし゛ (@SuperNijiChan) August 30, 2022
年間休日150日以上とかおかしいと思ったわ
事前に聞いていた求人情報が実際と違うと困惑しますよね。
転職サイトの担当者は、転職後のアフターフォローで利用者から病院の口コミを確認しています。
そのため病院の内部情報に詳しいのです。
しかし担当者から聞いた情報が実際と違うこともゼロではありません。
聞いていた情報と実際が違うというミスマッチに対する対処法と流れは以下の通りです。
- 転職サイトの担当者にミスマッチの内容を報告する
- 転職サイトの担当者が病院に事実確認をする
- 雇用契約と違う点があれば、転職サイトの担当者から病院に申し入れてもらう
- 病院側との話し合いによりミスマッチが解消される
聞いていた情報と実際が違った場合は転職サイトの担当者に相談すると対応してもらえますよ。
看護師転職サイト最大のメリット・デメリット
看護師転職サイトの最大のメリットであって、最大のデメリットは「担当者がつく」ことです。
看護師転職サイトを利用すると必ず担当者がつきます。
担当者がつくため以下の転職サポートを受けることができます。
- 求人紹介
- 面接日程の調整
- 履歴書添削・面接対策
- 転職後のアフターフォロー
担当者がつくことで、一人で行うよりも効率よく転職活動を進めることができます。
しかし、担当者は人間なのであなたとの相性が合う合わないが必ずでてきます。
相性が合う場合は、最高のサポーターになることでしょう。
一方で相性が合わない場合は、連絡の多さや担当者の対応がストレスに感じることもあります。
「担当者がつく」ということは、看護師転職サイトの最大のメリットでもあり、デメリットともいえます。
関連記事 看護師転職サイトのデメリット7選を解説!使うと不利になるケースも紹介
看護師転職サイトの利用で失敗しないコツ
ここでは、看護師転職サイトを失敗せずに利用するコツをお伝えしていきます。
希望条件を明確にしておく
希望条件に合う求人紹介をしてもらうためには、担当者に具体的に希望条件を伝えておくのがコツです。
担当者へ希望条件を具体的に伝えるためには、自分の中で希望条件を明確にしておく必要があります。
担当者との打ち合わせ前に以下の内容を考えておくと良いですよ。
- 職務経歴
- 今後のキャリア
- 希望の働き方・診療科
- 年収
- 年間休日数
- 通勤手段
- 通勤にかけられる距離・時間
- 残業の有無
- 寮・家賃手当は必要か
- 電子カルテが良いか
- 研修制度は必要か
具体的な希望条件を伝えられると、担当者はあなたに合う求人を探しやすくなります。
その結果、希望の求人に出会う確率がUPするのです。
希望条件を明確にし、担当者と入念に打ち合わせを行いましょう。
連絡手段をLINEに変更
担当者との連絡手段をLINEに変更することで、連絡の煩わしさを軽減できますよ。
看護師転職サイトを利用すると、最初は電話での打ち合わせが必須です。
最初の打ち合わせで、今後の連絡は「LINEでお願いします」と伝えると連絡手段をLINEに変更してもらえます。
LINEの活用がおすすめな理由は以下の通りです。
- 自分のタイミングで返信ができるため、電話ほど時間を気にしなくて良い
- チャット形式で手軽にやりとりができる
- LINE内にやりとりした内容が残るため再確認できる
自分のタイミングでやりとりができるLINEですが、返信が遅すぎると「やる気がない」と担当者に思われてしまいます。
担当者と良好な関係を築くためにも、なるべく早めの返信を心掛けましょう。
相性が合わない担当者は変えてもらう
相性の合わない担当者は変えてもらうのも転職サイトの利用で失敗しないコツです。
相性が合わないとやりとりするのもストレスを感じ、転職活動自体が面倒になってしまいますよね。
転職サイトで転職活動をするには、担当者との信頼関係が大切です。
担当者変更は転職サイトのお問い合わせフォームから行えます。
担当者との相性が悪いと感じたら担当者の変更を依頼してみましょう。
ただし、それなりの理由があってはじめて、担当者を変更してもらえるというのが本当のところです。
担当者変更を希望する場合は、変更してほしい理由もあわせて伝えるようにしましょう。
変更してほしい理由をしっかり伝えておくと、転職サイト側があなたの意向を取り入れて次の担当者をつけてくれます。
別の転職サイトを併用する
複数の転職サイトを併用するのも転職サイトで失敗しないコツです。
なぜなら、転職サイトにはそれぞれ得意な分野があるから。
例えば以下のように。
- 求人数の多いA社
- 地方の求人に強いB社
- 病院以外の求人にも強みがあるC社
異なる強みをもつ転職サイトを併用することで希望の求人に出会える確率も増えますよ。
ただし多くの転職サイトに登録すると連絡が大変なので、3社ほどにしておくのがおすすめです。
私の場合は2つの転職サイトを併用しましたが、連絡が苦になることはありませんでした。
選択できる求人数が増え、病院の内部情報も数多く聞ける点がメリットです。
希望条件に沿う求人が見つかりやすくなるので、転職後のミスマッチも防げますよ。
関連記事 看護師転職サイトに複数登録するメリット・デメリットと選び方を解説
看護師転職サイトを使わないで転職する方法
ここでは、看護師転職サイトを使わないで転職する方法についてお伝えしていきます。
以下をご覧ください。
求人情報サイト | 看護師の求人情報が掲載されているWebサイト 求人検索から応募まで自分で行う |
---|---|
ナースセンター | 簡単に言うと看護師専用のハローワーク 相談員は看護職 |
知人の紹介 | 知人の紹介のため採用されやすい 早期退職は紹介した知人の迷惑になるため注意 |
HPで直接応募 | 気になる病院の公式HPを確認し自分で応募をする 職場の人間関係や雰囲気を知ることが難しい |
ハローワーク | 地域に根差した求人が多い 無料で求人掲載できるためブラック求人に注意 |
関連記事 看護師が転職先を探す方法12選|メリット・デメリットやコツを解説
まとめ|看護師転職サイトを使わない方がいいのか
看護師転職サイトを使わない方がいいと言われる理由と、使って困った時の対処法や対策をまとめます。
- 担当者からの連絡がしつこいときは連絡手段をLINEにする
- 強引に転職を進められても自分の軸はぶらさない
- 担当者と入念に希望条件をすり合わせることがミスマッチを防ぐコツ
- 入職後、事前情報と違ったりブラック病院だったら担当者へ相談する
- 自分のペースで転職活動を行いたい人は使わない方がいい
- 転職したい医療機関が決まっている人は直接応募が近道
- 一人での転職活動が不安な人は転職サイトの利用がおすすめ
看護師転職サイトは担当者がつくため手厚いサポートを受けられる反面、担当者との相性がストレスとなるケースもあります。
担当者がつくことが転職サイトを利用する最大のメリットでありデメリットとも言えますね。
メリットデメリットを理解したうえで転職サイトを利用する場合は、求人の幅を広げ相性の良い担当者に出会うためにも、3社ほどの転職サイトに登録がおすすめです。
転職サイト | 特徴 |
---|---|
看護roo! | 求人数5万件以上で全国をカバー 利用者の満足度は96%以上を維持 看護師が利用している転職サイトNo.1 履歴書添削・面接対策に力を入れている |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 利用者数が累計40万人を突破! 求人数は13万件以上 紹介案件の質でNo.1 ※2022年オリコン調査 職場のリアルな情報を事前に教えてくれる |
マイナビ看護師 | 求人数は5万件以上 病院以外の求人も充実 相談会場では休日相談もできる 登録すると人気の非公開求人がわかる |