看護師転職サイトに複数登録するメリット・デメリットと選び方を解説

看護師が転職サイトを利用するなら、複数登録がセオリーです。

看護師の転職サイトってたくさんあるから、どこに登録したらいいか迷いますよね。
本記事では、複数登録すべき看護師転職サイトをニーズ別に分けてご紹介！
また、転職サイトに複数登録するメリット・デメリットや注意点も解説します。

お読みになると、複数の転職サイトを使いこなせるようになります。
きっと希望の転職にグッと近づきますよ！

複数の看護師転職サイトに登録してよいか？

結論から言えば、複数の看護師転職サイトに登録できます。
転職サイトによって得意とするエリアや、抱えている非公開求人も異なっています。
複数の転職サイトに登録した方が、自分に合った求人やキャリアアドバイザーを見つけやすいでしょう。

また、転職サイトに複数登録しての転職活動は広く認知されています。
転職サイトのキャリアアドバイザーからも、

と聞かれるくらいですから。
もちろん看護師が転職する際、どこの会社を使うか自由に選べます。
誰にも気を遣う必要なく、複数の転職サイトに登録して転職活動を進められますよ。

複数登録する看護師転職サイトの選び方

看護師の転職サイトに複数登録する際、どうやって選べばよいか迷いますよね。
各転職サイトは、それぞれ得意とする分野があります。
ここでは職場を探す際、以下7通りのニーズに分け、登録すべき複数の転職サイトをご紹介します。

初めての転職

初めての転職って、誰しも不安や悩みを抱えるものです。
求人紹介だけでなく、履歴書添削や面接対策など手厚いサポートがあれば、安心して転職活動を行えます。
以下の転職サイトは、親身なサポートに定評があるので、転職が初めての看護師におすすめです。

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首都圏・関西・東海エリアで働く

特定の地域で働きたいと思っている看護師には、その地域に強みを持っている転職サイトを利用しましょう。
他の転職サイトに比べて、特定エリアの求人を多く紹介してもらえます。
以下のサイトは首都圏や関西、東海エリアを得意としている転職サイトです。

地域密着で働きたい

地域のクリニックや介護施設などで働きたいなら、地域専属アドバイザーのいる転職サイトがおすすめ。
各地域の特色に詳しく、また医療機関との信頼関係もあるので内部の様子なども把握しています。
以下のサイトは地域密着で働きたい看護師におすすめの転職サイトです。

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逆指名制度を利用したい

行きたい医療機関が決まっているなら、逆指名制度(※)を利用しましょう。
（※逆指名制度とは、こちらから希望の医療機関に応募したい旨を申し出る制度をいいます。）

個人が求人募集のない医療機関へ連絡しても交渉は難しいため、転職サイトの利用が基本。

以下のサイトは逆指名制度を利用したい看護師におすすめの転職サイトです。

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病院以外で働きたい

看護師の働く場所は病院以外に、介護施設やクリニック、企業、学校や保育園などがあります。
病院以外の施設形態を指定して検索できる転職サイトを利用しましょう。
以下のサイトは、詳しい施設形態を指定して検索できるおすすめの転職サイトです。

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ブランクがある看護師

ブランクを経て復職する時、知識や看護技術などに不安を感じますよね。
「ブランク可」の条件を指定すれば、復職者へのサポート体制が整った医療機関の求人に絞って検索できます。

以下のサイトは、ブランク可の求人掲載数が特に多いおすすめの転職サイトです。

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子持ち看護師

子どもがいると、預け先がなくて困ることもありますよね。
病院の託児所なら一般的な保育園よりも、低価格で利用できることが多いので便利です。

残業で「お迎えが間に合わない！」と焦ることなく、安心して勤務できます。
以下のサイトは託児所ありの求人が多い転職サイトです。

なお、看護師転職サイトと選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。

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看護師転職サイトに複数登録するメリット

転職サイトに複数登録すると、以下の3つのメリットがあります。

ここでは複数登録するメリットについて、詳しく解説します。

相性の良いキャリアアドバイザーを見つけやすい

転職サイトに複数登録する分だけ、キャリアアドバイザーとの出会いがあります。
キャリアアドバイザーによって、対応のクオリティが異なります。

以下、私が体験したことです。
私はいくつかの転職サイトに登録し、それぞれのキャリアアドバイザーとLINEでやりとりしました。
その中でも、ある転職サイト（以下、転職サイトAという）とナース人材バンクではアドバイザーの対応に真逆の印象を持ちました。

以下の画像は、それぞれのアドバイザーとのやりとりを再現したものです。
まずは、転職サイトAから。

転職サイトAでは全体的に連絡が遅く、いち早く情報を知りたかった私にとっては待たされることが非常にストレスでした。

次に、ナース人材バンク。
こちらはナース人材バンクのキャリアアドバイザーから、登録直後にいただいたLINEです。

お気に入りの娘の写真をアイコンにしていたのですが、それをほめてくれました。
細かいところにも気付いてくれるアドバイザーだったので、とてもやりとりしやすく感じました。

複数の転職サイトに登録すると、よりあなたと相性のよいアドバイザーと出会える確率が高くなります。

お互いに意思の疎通がしやすくなるので、マッチした求人を紹介してもらいやすくなります。
その結果、希望通りの転職が実現できますよ。

複数の視点からアドバイスを受けられる

複数の転職サイトに登録すれば、あなたの悩みに対し異なる視点から複数のアドバイスを受けられます。
転職サイトによってキャリアプランや看護業界に関して、持っている知識も考え方も異なりますから。

このように、複数の視点からキャリアプランのアドバイスを期待できます。

転職サイトに複数登録すると、いろんな担当者の提案を受けられるので、働き方の選択肢が増えるというメリットがあるのです。

複数登録すると希望求人が見つかりやすくなる

転職サイトによって保有求人が異なるので、複数登録すると希望求人が見つかりやすくなります。

ある転職サイトでは、LINEで求人の募集状況について何度かやりとりをしました。
ですが条件に合う求人が見つからず、このようなメッセージが送られてきたあと連絡が途絶えてしまいました…。

その後3つ目に登録した転職サイトからは、応募可能な慢性期病院を3つも紹介してもらえました。
紹介してもらった医療機関の一つに採用してもらえたので、今その病院に勤務しています。

複数登録すれば、経験年数が少なくブランクがあっても希望求人が見つかりやすくなりますよ。

看護師転職サイトに複数登録するデメリット

複数登録すると担当者とのやりとりが増えるため、スケジュール管理を徹底する必要があります。
この項目では複数登録するデメリットについて詳しく解説します。

担当者とのやりとりが増える

転職サイトに複数登録すると、その分だけキャリアアドバイザーとのやりとりが増えることに。

まず登録後すぐに、担当のキャリアアドバイザーから、電話やメールなどでヒアリングが行われます。
複数登録すると、経歴や求人条件などのやりとりを何度も繰り返さなければなりません。

同時期に5つも6つも転職サイトに登録すると、ひっきりなしに着信があり長時間対応に追われてしまうことも。

電話を切った後もLINEでやりとりし、短時間に何通ものメッセージを確認するのが大変でしたね。

また同時期に複数の求人を紹介されると、多くの情報を短期間で確認しなければなりません。
求人に応募するかをじっくり悩んで判断できないことも。

何より、短期間に何人ものキャリアアドバイザーとやりとりするのはとても大変ですよね。

面接日の設定を間違えると後悔する

複数サイトに登録して、複数の医療機関に応募する際は、面接日の設定を間違えるとあとで後悔します。
面接日、内定発表、内定承諾期限を示した以下のカレンダーをご覧ください。

上のように、A病院に5/9に内定をいただけたら、その1週間後の5/16がA病院の内定承諾期限日。
しかし、B病院の内定発表予定日は5/19です。

そうなると、A病院に内定承諾の返事を待ってもらわねばなりません。
A病院やA病院を紹介してくれた転職サイトの担当者に迷惑がかかるので、後悔しますよ。

ですから複数応募の場合、なるべく面接日を固めてくださいね。

複数登録して利用する際の注意点

転職サイトに複数登録する場合、やりとりの負担やスケジュール管理の視点からいくつか注意点があります。

登録する転職サイトは2～3社がよい

複数登録する転職サイトが4社以上になると、担当者とのやりとりが多く負担になってしまいます。
どの求人に応募したかわからなくなってしまうなど、管理も大変です。

登録する転職サイトが2～3社なら、どこの転職サイトからどの医療機関に応募したかを管理できるレベル。

同時に4社以上となると、自分の管理だけでなく、転職サイトからの連絡が多くなることも忘れてはなりません。
では、こんな時はどうしましょうか。

複数登録していることを担当者に伝えておく

複数登録のことは、最初の打ち合わせ時に必ず伝えましょう。
伝えておかないと以下の点で不都合が生じます。

それぞれ簡単に解説します。

同じ医療機関に重複応募してしまう

同じ医療機関に重複応募するのは避けた方が良いです。
例えば、こんなケースが考えられます。

応募する部署は違っても同じ医療機関ですから、看護部長は同じ人です。
同じ看護師が重複して応募していることに不信感を抱かれてしまいます。

2社目の転職サイト担当者が、複数登録していることを知っていたら、応募前に確認をしていたことでしょう。
このような悲劇を生まないためにも、複数登録していることを担当者に伝えておいてくださいね。

お互いに時間のロスになる

担当者に複数登録している旨を伝えておき、応募した医療機関を共有しましょう。
共有できていないと、お互いに時間のロスになってしまいます。

また、複数社登録していることを知った担当者は、あなたの転職意識が高いと判断します。

その結果、各転職サイトの担当者は、競争意識も手伝って、あなたにより魅力のある求人を紹介してくれることでしょう。

転職に至らなかった担当者にもお礼を言う

自分に合った担当者や求人に出会えたら、以降の転職活動は1つの転職サイトに限定しても構いません。
いくつもの転職サイトを併用する転職活動は、スケジュール管理も複雑になります。

あなたのために時間を割いて動いてくれたのですから、お礼のひと言くらいは伝えましょう。

連絡がないままでは担当者も求人紹介が必要と判断し、何度も連絡してくるかもしれませんし。
また、のちの転職活動に利用するつもりがないなら、登録の解除を依頼しておくと良いです。

転職サイトにもよりますが、多くは担当者に申し出ると登録解除の手続きをしてくれます。

さいごに

看護師専門の転職サイトは、2～3つ選んで転職活動することをおすすめします。
複数登録すれば、あなたと相性の良い担当者と出会える確率が高くなりますから。
以下のニーズに合う、登録すべき複数の転職サイトはリンクをタップしてご確認ください。

最初は転職サイトの複数の担当者と打ち合わせをするのが大変ですが、自分に合った担当者と出会えたらその時点で1つに絞っても構いません。
もっとも、より多くの求人を紹介してもらい場合は、すべての転職サイトを併用しましょう。

ただし、複数の求人に応募の際は、面接日を集中させるなど配慮してくださいね。

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