看護師が転職先を探すとき、転職サイトか直接応募かで悩むことがあります。
転職しようと思うけど、転職サイトと直接応募どっちで探すのが有利なのかな?
どちらで希望する求人を探したら有利な転職ができるか悩みますよね。
この記事では、私が主に介護施設に向けた転職活動を振り返りながら、看護師が転職サイトと直接応募を利用する際のメリット・デメリットを解説します!
本記事をご覧になると、以下のことが分かりますよ。
- 介護施設に直接応募するメリット4選
- 直接応募するデメリット2つ
- 転職サイト利用時のデメリット2つ
- 介護施設への転職サイト利用時のメリット3選
- それぞれ実際に利用した体験談
専業主婦から、現在療養型病院の看護師をしている私が、実際の転職活動の経験をもとにお伝えします。
- 日勤常勤で急性期病院の病棟に入職するも結婚・妊娠を機に退職
- 育児に専念後、日勤常勤で慢性期の介護病棟に配属
- 子どもの体調不良が重なり、現在は日勤のパートで勤務
転職サイト | 総合評価 |
---|---|
看護roo! | 4.42 看護師の利用者数No.1 公開求人数:61,791件 |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 4.18 職場の内部事情に詳しい 公開求人数:138,109件 |
マイナビ看護師 | 3.74 看護師の認知度No.1 公開求人数:54,503件 |
※総合評価について:看護師さん343人にアンケートをとり、求人の質・サポート力・条件交渉力・転職成功率について分析し、評価点を算出しました。詳しくは、ランキング評価の根拠についてをご覧ください。
看護師転職サイトと直接応募の比較
まず初めに、看護師転職サイトと直接応募のメリット・デメリットについて簡単にまとめましたのでご覧ください☟
直接応募 | 看護師転職サイト | |
---|---|---|
メリット | 求人サイトに非掲載の施設にも応募可 書類選考が無いこともある 人事担当者と迅速に連絡しあえる 職場内環境を面接時に詳しく聞ける | 多くの求人情報を一度に確認できる 応募前に職場の内部情報を知れる 転職活動を時短できる 履歴書の添削や面接対策をしてもらえる |
デメリット | 互いの電話のタイミングが合わないことも 内定辞退の場合は引き留められることが多い | 即断即決を求められることも 担当者と相性が合わないことがある |
このあとそれぞれについて、詳しく解説していきます。
介護施設への直接応募のメリット4選
このパートでは、実際に介護施設に直接応募したときに感じたメリットをまとめます。
- 転職サイトには掲載されていない施設にも応募可能
- 書類選考がない施設もある
- 採用担当者とのやりとりがスピーディー
- 転職サイトすら知らない内部事情がわかることも
私自身経験して初めて、直接応募にはたくさんのメリットがあることを知りました。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
転職サイトにない介護施設にも応募可能
最近ではホームページを持つ病院や施設も多く、求人募集ページから直接応募も可能です。
以前私が日勤常勤の職場を探していた時のことです。
私の住む地域では、介護施設もしくは訪問看護ステーションでの募集が多かったですね。
小規模の施設では、施設前の掲示板やホームページのみの求人募集ばかりで転職サイトでの募集はあまり見かけなくて。
私もホームページの求人募集を読み、条件を満たせる場合は様々な施設形態の求人に直接応募しました。
結果、どの施設でも面接を断られることもなく、詳しく話を聞くことができましたよ。
書類選考が無い場合も
転職サイトに非掲載の介護施設で、ホームページから応募できる場合、多くは専用フォームを送信して応募します。
施設のなかには、応募フォームに学歴や経歴の記載欄がなくて、自己PR文と希望する雇用条件のみ記載するという簡略的なものも!
事前に履歴書を送付することがないため、面接時にその場で読んでもらいながら面接をする流れになります。
私が直接応募した施設には、名前や連絡先、簡単な自己PRだけで応募できるところもありましたが、以下が注意点☟
求人募集の条件が当てはまることが前提です!
異なる求人枠に応募したり、応募要件を満たしていない場合は、多くで面接してもらえません。
よく読んでから応募しましょう。
人事担当者とスピーディーに連絡しあえる
あなたが電話やホームページ等から直接応募をすると、人事担当者と電話で話すことができます。
あるいは介護施設の方から電話が掛かってくるでしょう。
もし施設側から「面接しましょう。」と提案された場合、その場で日程調整ができますよ。
仮に都合が悪くなった場合でも、転職サイトのように担当者を通して伝える煩わしさもありません。
職場内の様子を面接担当者から詳しく聞ける
介護施設と訪問看護ステーションは病院に比べ、看護師の数が圧倒的に少ないです。
介護士やリハビリテーション師との協力・連携が必要不可欠。
他職種のスタッフとの人間関係がうまくいくか、気になっちゃう…
転職サイトを利用すると、事前に職場の雰囲気を確認でき、面接時にあえて話題に出さないかもしれません。
私は様々な介護施設の面接時に職場の雰囲気を聞いてみました。
面接官は、職場の良い点だけでなく今ある課題やそれに対する取り組みも話して下さいましたよ。
またある面接担当者は、施設見学の際に看護師に声をかけ、直接話す機会を設けてくださったことも。
その場で聞いてみることで、転職サイトすら知らないことも知れることもあるんです。
介護施設に直接応募して大変だったこと2つ
初めての直接応募です。何かデメリットありますか?
正直、直接応募にもデメリットはあります。
ここでは電話に関連した悩みを2点、体験したこととともに解説していきますね。
直接電話しあうため行き違いになることも
子育てをしながらの転職活動だったために、電話に出られないタイミングで掛かってきてしまうことも。
あるいは在職中の転職活動の場合も、勤務中の着信時はこちらから折り返すことになります。
しかしすぐに折り返しても担当者と連絡が繋がらないこともありました。
内定を辞退するとき引き留められやすい
応募者の少ない介護施設からは内定辞退を引き留められることもありますよ。
そもそも求人サイトに掲載がないということは、面接希望者も病院に比べると、圧倒的に少数でしょう。
以下の厚労省の「看護職員の現状と推移」の「看護職員※の就業場所(平成24年)」という円グラフをご覧ください☟
看護師の就業場所は、60パーセントが病院、介護施設は10パーセント、訪問看護ステーションは2%となっています。
この点からも介護施設や訪問看護ステーションへの応募者が病院よりも少ないことがわかりますね。
私の場合、介護施設の多くでは内定をいただけたのですが、諸般の事情で断りの電話を入れたことも多々ありました。
もちろん中には「わかりました。」と話が落ち着くケースもありましたよ。
ですから、全ての施設で辞退を引き留められるわけではないので、ご安心を。
もし引き止められてしまっても、自分の意志が確固たるものであれば、揺らがない姿勢が大事。
面接して下さった感謝を伝え、はっきりと辞退の意思を伝えましょう。
なお、看護師求人に直接応募するメリット・デメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
どうぞ合わせてご覧になってください。
関連記事 看護師求人に直接応募するメリット・デメリット|応募の流れと注意点も解説
看護師転職サイトのデメリット2つ
看護師の転職サイトを使って困ったことってありますか?
転職サイトを利用したとき、短時間での決断や担当者との当たり外れに悩みました。
ここでは、看護師転職サイト利用時のデメリットを具体的事例と共に解説していきます。
悩む時間もなく判断を求められる
転職サイトの場合、いろんな場面で急かされることがあります。
「本日中に返信ください」や「検討しましたか?」と催促され、短時間での判断を求められることも。
子育てしながらだったので、じっくり情報を吟味する間がないことは負担に感じましたね。
担当者との相性がイマイチなことも
担当者が男性か女性か、それだけでも相性は変わります。
私の場合、子育てとの両立も重要視していました。
子育て非経験の男性担当者とはニーズの共有に時間を要することも…。
また経験年数が浅いため、「あなたに合う転職先がありません。見つかり次第連絡しますね」と。
一方的に打ち切られ、連絡が繋がらなくなったケースが多々ありました。
良い転職サイトの出会いがあれば、上手に転職活動を乗り切ることができるはず。
担当者の当たりはずれを避けるには、いくつかの転職サイトを利用することも大事なんです。
関連記事 看護師転職サイトは使わない方がいいと噂される5つの理由と失敗しないコツを解説
看護師転職サイトは豊富な情報と実績が強み
看護師転職サイトでは医療機関の情報や転職を成功させた実績を持っています。
私も短時間で希望に合う介護施設を見つけることができ、助かりました。
介護施設への転職で、転職サイトを利用するメリットって何?
私が感じたメリットは、以下の4つです。
- 事前に気になる施設の内部情報を知ることができる
- 自分では知り得ない情報を聞ける
- 希望に合う求人を的確に探し出してくれるので時短になる
- 履歴書添削や面接対策などの役立つサービスがある
このあと詳しく解説しますね。
職場事情や人間関係を事前に知ることができる
転職サイトの担当者は、先に入職している先輩方から、施設の実情を聞き取っています。
担当者が足で稼いで集めた、踏み込んだ内部情報まで教えてくれますよ。
私の場合、経験が浅いうえにブランクもあったので、教育フォロー体制が気になっていて。。
転職サイトを利用した際は、教育面の体制状況を教えてもらえたので、応募を迷わず判断できました。
施設のホームページには魅力的なことが書かれていても、実際は、働いてみないとわからないんですよね。
存在を知らない介護施設を紹介してもらえる
数多くの求人情報を取り扱う転職サイトでは、自分のニーズに合う求人を探してくれます。
私の場合、現に今就労している病院も転職サイトの担当者が勧めてくださった施設の一つ。
その病院は自宅からやや遠くなるのですが、私のニーズを最も満たしてくれていた施設。
そして面接担当者の印象も事前に聞いていた通りだったため、入職を決めました。
自力の検索では見逃していた介護施設だったのです。
多くの施設から的確に希望に合う求人を探し提案してくれたので、時短になりとても助かりました。
履歴書の添削や面接対策のサービス
転職サイトの第二のメリットはやはり履歴書の添削や面接対策。
特に初めての転職なら、履歴書の書き方や面接時の立ち居振る舞いに戸惑うもの。
私も書類選考や面接で不利な内容も、以下のようにポジティブに聞こえる表現を一緒に考えていただきました。
- ブランクがあること☞ 素直に理由を伝えます。(私の場合は子育てに専念したいと思ったから)
- 喘息持ちであること☞ 喘息の持病はありますが、体調管理をし、この一年発作もなく安定しています。
関連記事 看護師におすすめの転職サイトと選び方を解説【比較ランキングつき】
直接応募と併用したい看護師転職サイト
看護師が転職活動をする際、医療機関に直接応募する方法と転職サイトを利用する方法にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
どちらかだけという決まりは無いので、2つとも併用しながら希望に合う転職先を探すのがおすすめ。
ここでは、ナースのMIRAI編集部の独自アンケートで看護師の満足度が高かった看護師転職サイト3つをご紹介します。
看護師転職サイトは、以下の理由で2~3つの複数に登録することをおすすめします。
- それぞれ独自の非公開求人がある
- 相性が合う担当者が付くとは限らない
- 複数のアドバイザーの意見が聞け、そのぶん視野が広がる
おすすめの看護師転職サイト(アンケートの結果の評価順)は以下の3つです。
転職サイト | 特徴 | 公開求人数 |
---|---|---|
看護roo! | 看護師が利用している転職サイトNo.1 | 61,791件 |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 職場のリアルな情報を事前に教えてくれる | 138,109件 |
ナース人材バンク | 地域担当制のため希望エリアの職場に詳しい | 200,545件 |
このあと、それぞれ特徴を解説します。
看護roo!|初めての転職も安心のサポート
✅ 看護師の利用者数No.1
✅ 履歴書添削と面接練習に定評がある
求人の質 | 4.23 |
サポート力 | 4.49 |
条件交渉力 | 4.46 |
転職成功率 | 4.50 |
- 5万件以上の求人を保有しており、全国をカバーしている。特に関東・東海・関西の求人層が厚い
- 履歴書添削が丁寧で面接練習にも力を入れている。初めての転職でも安心のサポート体制
- 1人の担当者が看護師と医療機関の双方をサポートするため、マッチングの精度が高い
公開求人数 | 61,791件 |
職種 | 正看護師、准看護師、保健師、助産師 |
働き方 | 常勤、パート(非常勤)、契約社員 |
施設形態 | 一般病院、療養型病院、クリニック、訪問看護、介護施設、健診センターなど |
拠点 | 東京、大阪、名古屋、横浜、神戸 |
運営会社 | 株式会社クイック(東証プライム上場) |
プライバシーマーク | 取得済み |
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レバウェル看護(旧 看護のお仕事)|職場のリアルな内情を教えてくれる
✅ 希望条件に合った求人だけを紹介
✅ 友達にすすめたいランキングNo.1
求人の質 | 3.71 |
サポート力 | 4.25 |
条件交渉力 | 4.10 |
転職成功率 | 4.65 |
- 紹介案件の質でNo.1を獲得! ※2022年オリコン調査より
- 職場のリアルな情報を事前に教えてくれるため、転職後のミスマッチが少ない
- 友達にすすめたいランキングNo.1に選ばれたこともあり、サポートの満足度が高い
公開求人数 | 138,109件 |
職種 | 正看護師、准看護師、助産師、保健師 |
働き方 | 常勤(夜勤あり)、日勤常勤、夜勤専従、非常勤 |
施設形態 | 病院、クリニック、介護施設、訪問看護 、検診センター |
拠点 | 東京、大阪、名古屋、埼玉、千葉、横浜、札幌、福岡、京都、広島 |
運営会社 | レバレジーズメディカルケア株式会社 |
プライバシーマーク | 取得済み |
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ナース人材バンク|全国に幅広く求人を保有
✅ 地域担当制で希望エリア求人に詳しい
✅ 都心から地方まで幅広く求人を保有
求人の質 | 3.58 |
サポート力 | 4.13 |
条件交渉力 | 3.85 |
転職成功率 | 4.40 |
- 業界最大級の求人数を保有し日本全国をカバー。各都道府県に地域担当がおり地方にも強い
- ハローワークに掲載されないレア求人も多数あり、非公開求人の層が厚い
- 求人によっては、職場の口コミが見れたり、WEB上で病院を見学できる
公開求人数 | 200,545件 |
職種 | 看護師、准看護師、認定看護師、助産師、保健師、管理職 |
働き方 | 常勤(夜勤あり、日勤のみ、夜勤のみ)、非常勤 |
施設形態 | 病院、クリニック、訪問看護、企業・学校・保育園など |
拠点 | 東京、埼玉、千葉、横浜、名古屋、大阪、神戸、京都、札幌、仙台、広島、福岡 |
運営会社 | 株式会社エス・エム・エス |
プライバシーマーク | 取得済み |
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看護師転職サイトと直接応募の比較まとめ
私が介護施設に転職したときの体験をもとに、直接応募と看護師転職サイトを利用した際のメリット・デメリットをまとめます。
まず、直接応募から☟
- メリット
- 求人情報の非掲載施設にも応募できる
- 書類選考が無いことも
- 人事担当者とスピーディーに連絡できる
- 職場内環境を面接時に詳しく聞ける
- デメリット
- 電話連絡が行き違いになることも
- 引き留められ内定を辞退しにくいケースがある
次に、転職サイトのほうです☟
- メリット
- 数多くの求人情報を知れる
- 事前に内部情報を知って応募できる
- 転職活動を時短できる
- 履歴書の添削や面接対策サービスが嬉しい
- デメリット
- 即断即決を求められる
- 担当者との相性がイマイチなことも
基本的には、看護師の転職サイトを利用することをおすすめします。
なぜなら、事前に医療機関の情報がわかるので、入職後「こんなはずじゃなかった!」というギャップを感じる可能性が低くなるから。
ただし、上記のように、どちらもメリット・デメリットがあるので、有利不利は一概には言えません。
最初は併用しながら、あなたの状況に合わせて転職サイトと直接応募を選択してください。
転職サイト | 特徴 |
---|---|
看護roo! | 求人数5万件以上で全国をカバー 利用者の満足度は96%以上を維持 看護師が利用している転職サイトNo.1 履歴書添削・面接対策に力を入れている |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 利用者数が累計40万人を突破! 求人数は13万件以上 紹介案件の質でNo.1 ※2022年オリコン調査 職場のリアルな情報を事前に教えてくれる |
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