看護師の日勤のみの働き方2通りを解説!おすすめの職場もご紹介

看護師が日勤のみの求人を探す方法とおすすめの職場

看護師には、例えば外来や通所施設において日勤のみで働くという選択肢があります。

夜勤せずに日勤のみで働きたいな。どんな働き方になるんだろう?

転職を考えています。日勤のみで働ける職場を教えてください!

看護師は転職に困らないなどと言われますが、タイミングによっては日勤のみの求人が見つからないことも多々あります。
そこで今回は、看護師が転職するにあたり、日勤のみの働き方やおすすめの職場、求人に応募する際の注意点などを解説!
本記事の要点は以下の通り。

記事をお読みになると、日勤のみの働き方を理解できますから、日勤のみで働ける職場に出会えますよ!

現在、デイケアで働いている日勤常勤ナースがお伝えします。

私の職務経歴
  • 常勤(夜勤あり・2交代)外科・内科・急性期・慢性期・回復期・終末期・医療療養病棟
  • 常勤(日勤のみ)内科外来・訪問看護・デイケア・デイサービス
  • 非常勤(日勤のみ)内科・外科・整形外科外来
  • 常勤(オンコールあり)軽費老人ホーム・ケアハウス
私の准看護師免許証です
タップできる目次

看護師の日勤のみの働き方2通り

看護師の日勤のみの働き方2通りについて解説します。
まずは日勤のみの、基本の働き方を理解していきましょう。

常勤(正社員)で日勤のみ

常勤(正社員)は、通常ですと夜勤を伴います。
割合としては少ないのですが、職場によっては常勤でも日勤のみ(日勤常勤)で働けることもありますよ。

現に私は、日勤常勤としてデイケアで働いていますから。
参考までに、私の1日の仕事の流れをご紹介します。

  • 8:30 出勤・ミーティング・利用者送迎出発
  • 9:30 施設到着 バイタルチェック
  • 10:00 入浴介助
  • 11:30 入浴終了・昼薬配薬・昼検温
  • 12:00 昼食配膳・見守り・下善
  • 12:45 昼休憩
  • 13:55 利用者と体操・レクリエーション
  • 15:30 利用者送迎の準備・帰る支度
  • 16:00 利用者送迎出発
  • 16:45 施設到着・ミーティング・翌日の準備・書類作成
  • 17:30 終業

日によっては会議に出席したり、勉強会があったりします。
ただ、大きく終業時間がずれることは少ないので、終業後の予定は立てやすいかと思います。

上述しましたが、病棟老健施設は、本来夜勤がある職場。
ですが、以下のような事情があれば、職場次第では夜勤免除の日勤常勤として雇用してもらえることもあります。

  • 自身の健康面(持病など)
  • 家庭の事情(小さい子どもの預け先がないなど)

ただ、職場によっては、夜勤ありの常勤看護師より昇給やボーナスが不利になることもありますね。

ところで、入所施設や訪問看護では、夜勤はなくてもオンコール対応があります。

看護師が複数いる場合は交代でオンコール当番をしますが、看護師が1人のみだと常にオンコール用の携帯を持つことになります

オンコールは患者さんや入所者さんが急変したときなどに昼夜関係なく連絡がきます
例えば、以下のようなこともなきにしもあらず。

  • 夜中2時に急変の連絡がきて、必要性を判断して出勤
  • 救急搬送に付き添い、施設に戻るとそのまま日勤業務に入る

もちろん、オンコール対応ができない日は、施設長などが代わりに対応してくれますよ。
365日独りでオンコール対応するわけではないのでご安心を。

また、日勤常勤でもオンコールなしの職場もありますので、あなたに合ったほうを選択してください。

非常勤で日勤のみ(パート)

看護師が日勤のみで働く場合の求人は、常勤(正社員)より非常勤(パート)のほうが多いです。

職場にもよりますが、半日勤務だったり、週3日のみの勤務だったり働き方は様々。
職場との交渉次第で、土日休みなど自分の働きやすい働き方ができますよ。

オンコール対応がある職場でも非常勤の場合は、オンコール免除になっていたりしますね。
働き方の例として、過去に外来で非常勤の日勤のみで働いていた私の1日をご紹介します。

  • 8:30 出勤
  • 9:00 診療開始・診察補助や採血、点滴など実施
  • 12:30 午前診察終了・退勤

私は週3日のみで、こんな働き方をしていました。
この頃は、まだ子どもが幼稚園児だったので、時間に余裕が持てる働き方をしたかったので。

常勤と違って、会議の出席や勉強会がないことも多いです。
なので、お子さんが小さいうちは日勤のみのパートがおすすめです。

看護師が日勤のみで働くのにおすすめの職場

クリニック

クリニック

夜勤はできないけど、医療業務からは離れたくないあなたにおすすめの職場がクリニック
入院設備のない外来のみで、以下のような業務を行います。

  • 診療介助
  • 検査介助
  • 採血
  • 注射、点滴

ですから、夜勤をしないからといって自分の医療技術が衰えるという心配はありません。

大きな病院とは違い、看護師の人数は少なめな場合が多いので、即戦力としての技術を求められます。
また、休日当番医に当たれば、日・祝日でも出勤となります。

ですが、患者様が少ない日はゆっくりと仕事ができたりしますよ。
日勤のみで働くなら、まずはクリニックを当たりましょう

通所施設

通所施設とはデイサービスデイケアを指し、日勤のみで働ける職場です。

時間に追われずに、利用者様とコミュニケーションをとったり、触れ合いたいと思っている方におすすめ。
医療行為はほとんどありません

病院やクリニックなどと違って、レクリエーションや季節行事などがあります。


利用者様に楽しい時間を過ごしてもらうことはもちろん、一緒に楽しむことも大事な仕事です。
なぜなら、あなたが楽しいと思わないと、利用者様にも伝わってしまうから。

ところで、通所施設は、入浴介助や送迎業務があります
体力が必要ですから「楽そうだな」と思って転職すると当てが外れますよ。

入所介護福祉施設

入所介護福祉施設は、日勤のみの勤務で、利用者様と深く関わって仕事をしたい方におすすめの職場。

入所施設は利用者様にとっては、生活の場です。
そこで看護師として働いていると、利用者様一人一人との関わりや関係が深くなっていきます。
毎日同じ利用者様達と関わるからですね。

入所施設といっても以下のように色々な施設があります。

  • 特別養護老人ホーム
  • 老人保健施設
  • サービス付き高齢者向け住宅
  • グループホーム
  • 介護付き有料老人ホーム

施設によって仕事内容も様々です。
ご存じかもしれませんが、老人保健施設は夜勤があります

ですから、老健で日勤のみで働きたいのなら、職場と交渉する必要が出てきます。
交渉結果次第では、不採用となってしまうことも考えておかなくてはいけません。

他の施設では、夜勤がなくともオンコール対応はありますから、完全に日勤のみにこだわるなら「オンコールなし」の職場を探しましょう。

ただし、「オンコールなし」の職場は競争率が高いので、見つけたら即応募してくださいね。

健診センター

健診センターは、夜勤やオンコール対応がない日勤のみの職場です。
基本的に残業もないので小さいお子さんがいる方や、プライベートを充実させたい方におすすめの職場。
日曜・祝日や年末年始も休みなので、休みの過ごし方の計画が立てやすいでしょう。

仕事は、その日決められた人数に決められた検査を実施します。ほぼルーティン業務です。

ところで、健診というと採血がつきもの。
日によっては何十人もの採血を行うことになります。
ですから、採血技術は必須。
採血が苦手だと苦戦する職場になるかもしれません。

また、健診当日にしか会わない方々の対応をすることになります。
技術面の正確さはもちろん、接遇面では親切丁寧な対応を心がけましょう

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションは、日勤のみで働きつつ、患者様やそのご家族と深く関わることができる職場。

患者様のご自宅に訪問してのお仕事です。
一人暮らしの方もいれば、ご家族と同居されている方もいらっしゃいます。
患者様本人からの話を聞くことはもちろん、ご家族のお話も聞きます。

それぞれ、色々な思いを抱えていらっしゃいます。
悩みや不安。

時には、愚痴も吐き出してもらえる看護師でありたいものです。

仕事内容はさまざま。
慢性期からターミナル期の患者様もいます。
年代も小さなお子様から高齢者までと幅広いです。

個々の患者様への看護内容は基本的には決まっています。
ただ、患者様の変化を見極める観察眼が必要。

ところで、訪問看護はオンコール対応がある職場がほとんど
夜間や休日も当番制でオンコール対応をするので、気が抜けません。
1人で対応して判断をするという、プレッシャーもついてまわります。

ただ、オンコール対応ができない日があっても、相談すると交代してもらえるので安心してくださいね。

保育園

保育園は、子どもに関わりながら日勤のみで働ける職場。
土日祝日や夏季・冬季休暇がある職場が多く、プライベートを充実させられそうですね。
あなたが以下の点を重視するなら、おすすめです。

  • 園児に病気やケガがなければ多忙にならない
  • 医療行為を行うことがない
  • 何より子どもと接するのが好き

異常の早期発見や、保護者の方へアドバイスをするためにも、小児医療の知識があるといいですね。
保育園看護師は、以下の職務が特に重要です。

  • 症状により早期受診か自宅での様子見かの判断をする
  • 感染性対策にあたり、保護者や園の職員へ注意を促す

看護師ならではの観察視点やアドバイスは、他の職種の人ではできないことです。
子ども好きで、日勤のみの職場なら、保育園を候補に入れましょう。

関連記事 【保育園看護師への転職】求人の探し方やおすすめの職場3選をご紹介

一般企業

一般企業で働く看護師は、企業看護師(産業看護師)と言われ、医療行為はほぼなく、デスクワークを行うことが多いです。

例えば、SMO(治験施設支援機関)は、薬の治験がスムーズに進むように、被験者の方と医療機関との橋渡し役や、サポートを行う日勤のみで働ける職場。

看護師はそこで、治験コーディネーター(CRC)として働けます。

また、CRO(開発業務受託機関)は、治験が適切に実施されているかをモニタリングする業務を行っており、日勤で働ける職場。

看護師はそこで、企業臨床開発モニター(CRA)として働くことができます。

自分が新薬開発に携わっていると思うと、やりがいを感じられそうですね。
休日や勤務時間が決まっていたり、打ち合わせ先から直行・直帰ができる場合があるという点でもおすすめ。

また、担当する治験プロジェクトを多く持つことにより、医療関係者や製薬会社の方などとの人脈が広がることも。
ただ、プロジェクトによっては時間外が発生したり、休日出勤となることもあります。
勤務体制や時間外の部分を求人票で、チェックすることを忘れずに!

ほかにも、企業の医務室・保健室は、企業で働いている職員の方の健康相談や健診の実施などを行う日勤のみで働ける職場

企業と同様に土日祝日が休みとなるし、時間外もほとんどありません。
体力的にも負担は少ないかと思います。
体力に自信がない方やプライベートを充実させたいと考えている方には、おすすめ。

企業看護師になりたいんだけど、求人を見かけないんです…。

採用数が少ないので、非公開求人の場合が多いからですよ。

企業看護師の場合は自力で探すのは至難の業
転職サイトで企業看護師の非公開求人を探してもらい、求人が出たら即応募するのが鉄則です。

以下の転職サイトは企業看護師の検索枠を持っています。
どちらも登録は必須でしょう。

関連記事 病院以外で働きたい看護師におすすめの職場20選|注意点も要チェック!

看護師が日勤のみで働ける求人の探し方

ここでは、看護師が日勤のみで働ける職場を探す方法を解説します。

ハローワーク

現在、ハローワークは窓口まで行かなくても、インターネットで求人閲覧ができます。
誰でもスキマ時間にスマホで最新の求人票が見られるので、こまめにチェックして良い求人を見逃さないようにしたいもの。

求人票には夜勤やオンコールの有無も記載されていますよ。

夜勤ありとなっていても、求人票の内容をよく読んでみてください。
夜勤ができない場合でも、ご相談ください」とコメントが記載されている場合があります。

求人先にもよりますが、「夜勤ができない」と伝えると日勤のみの条件で面接をしてくれることがあるんです。

ハローワークを通して、求人先に伝えてもらうといいですよ。
コメントがない求人でも、日勤のみの勤務を希望していると伝えてもらってみましょう。
時には「日勤のみでもいいですよ」と面接をしてもらえることがあります。

また、高齢者入居施設の求人票でオンコールの有無が何も記載されていない場合。
この場合は、ハローワークで問い合わせしてもらいましょう。

オンコール有りの記載がないのに、問い合わせたらオンコール対応ありだった。

これは実際に私が経験したことです。
あなたも気をつけて、求人票はよく内容を確認してくださいね。

関連記事 看護師がハローワークインターネットサービスを利用して転職先を探す方法を解説

求人情報誌や求人チラシ

求人情報誌(フリーペーパー)は地域ごとに発行されているので住まいの地域で求人を探しやすいです。
コンビニやスーパーなどに置かれているので、入手もお手軽!

また、求人チラシは新聞の日曜日朝刊に折り込まれていることが多いですね。
求人情報誌や求人チラシには、よく以下のような求人が掲載されていますよ。

求人情報誌や求人チラシに多い求人
  • 外来のオープニングスタッフ
  • 近場の高齢者施設
  • 近場のクリニック

自分の住んでいる地域で日勤のみの看護師求人を探すのなら、求人情報誌のチェックもしてみましょう。
オープニングスタッフなど、思わぬ掘り出し物の求人が掲載されているかもしれませんよ。

ただし、紙面に記載されている情報量が少ないため、医療機関の実態を事前に把握できないのがデメリットです。

関連記事 看護師が求人情報誌を利用して転職先を探すメリット・デメリットを解説

関連記事 看護師が求人チラシを使って転職先を探すメリット・デメリットを解説

知人からの紹介

看護師や介護士などの知人に、以下のように声をかけておくのもオススメ!

  • 日勤のみで働ける職場があったら教えてほしい
  • 日勤のみの職場へ転職を考えている

その時には、自分が希望している給与面や勤務時間なども伝えておくといいでしょう。
せっかく知人から職場を紹介してもらっても、自分の希望条件には合わない…なんてことが、ないようにしたいですからね。

知人看護師にに声掛けしておけば、ハローワークに求人掲載される前に欠員が出ることを教えてもらえることも。
知人からの紹介なら、医療機関の内部事情も教えてもらえますよ。

入職してみたらブラックだった…なんてことを、避けられますね。

関連記事 看護師が知人の紹介で転職する方法のまとめ|断り方や注意点も解説

転職サイト

転職サイトの利用は以下のような看護師に向いています。

  • 自分で求人を探す時間がない
  • 「日勤のみの働き方にしてほしい」と自分で交渉するのは苦手
  • 日勤常勤で働ける職場の求人を効率よく探したい

忙しくて自分で求人を探す時間がない…そんな時は、自分の代わりに日勤のみの看護師求人を転職サイトで探してもらいましょう!
もちろん、紹介してもらった職場を断ることもできます。

また、ハローワークに掲載されていない求人を紹介してくれたり、希望条件に合った求人を探してくれたりしてくれます。

夜勤ありの求人でも、あなたが希望すれば日勤のみでの働き方にしてくれないか交渉してくれますよ。

そんなときは、転職サイトを利用するのも手段の1つですね。

関連記事 看護師におすすめの転職サイトと選び方を解説【比較ランキングつき】

看護師が日勤のみの求人を探すときの注意点


ここからは、どんなことに注意して看護師が日勤のみの求人を探すといいかをお伝えしていきます。

福利厚生

健康保険や厚生年金などの法定福利厚生については、法律通りに手配されているか(※)を確認します。※参考情報:知って役立つ労働法|厚生労働省

また、以下のような法定外福利厚生については医療機関によってまちまちなので、確認が必要です。

  • 住宅手当や通勤手当
  • 燃料手当
  • 制服、シューズ提供
  • 有給休暇日数
  • リフレッシュ休暇
  • 財形貯蓄

日勤のみで働く場合、夜勤ありの常勤職員より法定外福利厚生が見劣りする場合があります
例えば、住宅手当の支給額が少ない、リフレッシュ休暇の日数が少ないなど。

とくに、知人の紹介の場合、細かい点の確認がおろそかになりがちです。

入職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔する前にしっかり確認しましょう。

残業時間

せっかく日勤のみの看護師に転職したのに、まったく定時で帰れないと困りますよね。
そうならないためにも、残業時間も確認しましょう。

例えば、通所施設で送迎対応があると、天候によっては送迎に時間がかかって定時で帰れなかったり。
意外と書類仕事もあって、残業が日常茶飯事の職場も存在します。

医療機関側に残業時間なんて、直接尋ねにくいんですけど…。

そんな場合は、転職サイトのキャリアアドバイザーやハローワークの窓口職員にお願いして、あなたの代わりに残業時間を尋ねてもらいましょう

オンコールの有無

日勤のみとはいえ、オンコール対応があるかないかでは入職後の負担は変わってきます
オンコール対応がなければ、職場から出れば仕事はそこでおしまい。

オンコール対応があると、職場から出てもいつ連絡がくるかと気が抜けません。
いくらオンコール手当がつくと言っても、悩むところ。
あなたの働き方として、どちらを望むのか。

日勤のみの求人を探すなら、応募する前にオンコールを受け入れるかどうかまで決めておいてください。

大手では以下の転職サイトで「オンコールなし」を検索して公開求人がヒットします。

転職サイト「オンコールなし」公開求人数
2518
1597
1339
(2023年1月11日時点)

看護師が日勤のみで働くメリット・デメリット

ここでは、看護師が日勤のみで働くメリット・デメリットをお伝えします。

メリット

看護師が日勤のみで働くメリットについて解説します。
日勤のみで働くメリットは以下の通り。

  • 生活リズムが一定のため体調を崩しにくい
  • 子持ち看護師の場合、子どもと一緒に過ごせる

朝からの勤務だけとなるため、日勤と夜勤をしていた時よりも生活が一定のリズムになります。
生活リズムが一定になると体調を崩しにくいのが大きなメリット。

また子どもがいる看護師の場合、同じ生活リズムになるため子どもと一緒に過ごす時間を確保できます
特に子どもが小さいうちは、日勤のみで働きたいと考える人が多いですね。

子どもが親を必要としている時期に一緒に居てやれると、「もっと子どもに構ってあげたかったと後悔することもなくなります

デメリット

看護師が日勤のみで働くデメリットは以下の通り。

  • 給与が低くなる
  • 新人指導や委員会など夜勤よりも業務が多い

日勤のみで働く場合、夜勤手当がつかないため夜勤をしていた時よりも給与が低くなります

日勤のみの勤務について、仕事量が多いのに給与が低いという意見も。

1回の夜勤が平均約1万円/回のため、夜勤回数が減る分給与が低くなる形になります。(参考:2020 年 病院看護実態調査 報告書)

また日勤では自分の業務以外にも新人指導委員会の会議に出席するなど、さらに仕事量が増えてしまうことも。
リーダー業務も日勤帯の方が夜勤帯よりも指示受けなどの業務量が多く、大変なことも多いです。

仕事量が多いのに、夜勤をしていた時よりも給与が低いのが、日勤のみで働くデメリットといえます。

日勤のみの働き方に向いている人

私の娘がシャボン玉をしている様子
私の娘がシャボン玉をしている様子


ここでは、日勤のみの働き方に向いている人について解説します。

子持ちの人

子どもがいる人は、家族と過ごす時間を確保できるため日勤のみの働き方に向いています。
子どもと同じ生活リズムを保てるから。

自分の仕事が終わる時間には、同じように子どもも家に帰ってくるため夜は一緒に過ごすことが可能
また土日休みの職場なら、休みの日には子どもと過ごせますし。

ところで、子どもはいつか親離れします。

子持ち看護師

親離れするまでは親子の貴重な時間を大切にしたいと望んでもバチは当たりませんよね?

子どもとの時間を確保できるため、子どもがいる人は日勤のみの働き方に向いています。

プライベートを充実させたい人

プライベートを充実させたい人は、周囲の人と生活リズムが合いやすいため日勤のみの働き方が向いています。
どちらかと言えば昼間に働いている人のほうが多いわけですから、時間が合わせやすいですね。

たとえば友人が一般的な会社員であれば夜勤はないため、仕事が終わって夜に予定を合わせることもできます。
また一般企業は土日休みが多いため、休みを合わせて一緒にお出かけも可能です。

プライベートが充実してこそ、仕事にも打ち込めます。

そのためプライベートを充実させたい人は、日勤のみの働き方が向いているといえます。

夜勤が苦手な人

夜勤が苦手な人は日勤のみの勤務が向いています。
なぜなら日勤のみの働き方になれば、苦手な夜勤をしなくていいからです。

たとえば人によって、「朝が強い」「夜が強い」があります。
「夜が強い」場合は夜勤を苦痛に感じませんが、「朝が強い」場合は夜勤は体力的にもきつく苦痛に感じやすいです。

体を壊してまで夜勤頑張らなくてもいいと思うんです。

そのため夜勤が苦手な「朝が強い」人は日勤看護師に向いています。

まとめ|看護師の日勤のみの働き方

様々な理由から日勤のみで働きたい看護師は多いのです。
日勤のみの場合、非常勤(パート)の求人は比較的探しやすいのですが、常勤(正社員)となると求人が絞られてしまうのが難点。

日勤常勤の求人をハローワークや求人誌(チラシ)で探しても希望の職場が見つからない場合は、転職サイトに登録して、求人をまとめて紹介してもらうのが効率的です。

日勤のみの求人を探す際は、以下の内容を確認するようにしましょう。

  • 非常勤の場合は常勤と比べて福利厚生が極端に見劣りしないか
  • 残業がどれくらいあって、何時に退勤できるのか
  • オンコールの有無

夜勤ありの求人でも交渉次第では日勤のみで勤務できる場合もあります
ひとりで悩まずにハローワークの職員や転職サイトのキャリアアドバイザー相談して交渉してもらうようにお願いしてみてくださいね。

関連記事 のんびり働きたい看護師におすすめの職場8選|のんびり働くデメリットも解説

タップできる目次