急性期で働く看護師ってハードルが高そうに感じますよね。
あなたは以下のような疑問や悩みがありませんか?
- 急性期看護の経験がなくても急性期病院に転職できるのか
- 未経験で急性期病院の看護師求人はどのようにして探せばよいか
- そもそも看護師は急性期を経験すべきか
そこで本記事では、上記3つの課題を深掘りし解説!
お読みになると、未経験で急性期病院に転職する前に知っておくべきことを理解できますよ。
6年間急性期病院に勤務している看護師の私(@orioriooooooo)がお伝えします。
- 常勤で急性期病院の病棟に入職し4年間勤務
- 結婚と主人の転勤のため退職
- 復帰後も急性期病院で勤務
転職サイト | 総合評価 |
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看護roo! | 4.42 看護師の利用者数No.1 公開求人数:61,791件 |
レバウェル看護(旧 看護のお仕事) | 4.18 職場の内部事情に詳しい 公開求人数:138,109件 |
マイナビ看護師 | 3.74 看護師の認知度No.1 公開求人数:54,503件 |
未経験でも看護師が急性期病院に転職できる理由
ここでは、看護師が未経験でも急性期病院で働くことができる理由についてお伝えします。
中途入職者への教育に力を入れている急性期病院がある
急性期で働くのは初めてなので、ついていけるか不安です。
中途入職者にも教育制度はあるのかな?
初めて急性期病院で働く際、教育制度は気になるポイントですよね。
中途入職者への教育制度が充実している急性期病院はあります。
以下に、中途入職者向けの教育が充実している求人例を掲載します。
未経験から急性期病院への転職も、研修制度があれば安心感がありますね!
ところで、教育制度のある病院を自分で一から探すのは、なかなか大変です。
また、転職サイトに登録すると、担当者が条件に合う求人を探して紹介してくれます。
自分で探す時間がないあなたは、利用すると良いですよ。
慢性期看護の経験があれば急性期看護に活かせる
急性期看護に比べ、回復期・慢性期看護では、一人一人の患者さんと向き合う時間も多い傾向にあります。
日々患者さんと向き合い、身体的状態や表情・言動など、少しの変化にも注意してきたあなたの観察力は急性期でも武器になります。
急性期病棟は、回復期・慢性期病棟と比べると、患者さんの状態変化が日々激しいもの。
一人の患者さんと向き合う時間も限られてきます。
そんな中で、モニターから得られるバイタル情報に加え、コミュニケーション・表情・顔色など少しの変化に気づく能力があれば、より迅速で最適な急性期看護が可能となるでしょう。
この点が強みとなり、未経験者でも回復期・慢性期看護の経験があれば、急性期病院へ転職できる可能性があります。
関連記事 看護師におすすめの転職サイトと選び方を解説【比較ランキングつき】
看護師が未経験から急性期病院の求人を探す方法
ここでは、急性期未経験の看護師が、求人を探す方法についてお伝えしていきます。
以下に求人を探すおすすめの方法を記載します。
- ナースセンターを利用する
- 看護学校の先生に聞く
- 看護師転職サイトを利用する
ナースセンターを利用する
ナースセンターは例えるなら、看護師専用のハローワークとも言えます。
ハローワークと異なるのは、相談員が看護職経験者というところです。
初めて急性期病院で働くから、看護職経験者に相談できたらいいな…。
ナースセンターは、相談員が看護職経験者なので、急性期未経験でも専門的なアドバイスをしてもらえますよ。
ナースセンターでは、キャリアの相談やメンタルヘルス相談も行っているため、未経験で急性期病院を目指すあなたの不安に寄り添ってくれるはず。
一度、ナースセンターに相談してみるのも一つの手ですね。
ただし、相談員は転職のプロではありません。
関連記事 eナースセンターの評判は?登録前にメリット・デメリットを要確認!
看護学校の先生に尋ねる
自分の卒業した看護学校の先生に連絡をとり、求人紹介を受ける方法もあります。
転職時に母校へ求人紹介を受けに行く看護師は、一定数います。(参考:求職活動に当たって利用した方法|厚労省アンケート調査)
看護学生時代、臨地実習の際には、必ず先生が付き添い、実習指導をしてくれていましたよね。
看護学校の先生は、実習等で急性期病院を訪れており、病院担当者と直接やりとりする機会も多いです。
また、実習の際は学生指導だけではなく、病院スタッフの動きも観察しています。
実際の職場環境を見ている先生は、以下のような急性期病院の内部情報に詳しいのです。
- 人間関係
- 忙しさ
- 物品や施設などの設備環境
- 新人・中途採用者への教育方法
看護学校の先生は、上記のような病院情報を踏まえ、未経験者でも働くことができるのかを判断します。
未経験で急性期病院への就職は不安…。
そんな不安が多い未経験の学生たちを、急性期病院含め、多くの病院へ就職サポートしているのが看護学校の先生。
先生方は、これまでの経験を活かし、未経験で急性期病院への転職を目指すあなたを、全力でバックアップしてくれるはず!
学生として関わったあなたの性格までも熟知している先生は、時に強力な転職サポーターとなることでしょう。
また、実習先であり既に卒業生が働いている急性期病院なら、病院側も前向きに対応してくれることが期待できます。
ただし、紹介してもらって無事に転職できたら、やむを得ない事情を除き早期退職は避けるべきです。
紹介して下さった先生の立場もありますし、学校の名前を背負っていることも忘れてはなりません。
看護師転職サイトを利用する
看護師転職サイトに登録すると、転職サポートのプロであるキャリアアドバイザーがあなたの転職をサポートしてくれます。
急性期の経験はないけど、スキルアップのために急性期の求人を探しています。
急性期が初めてでしたら、研修プログラムが充実している病院をご紹介いたします。
急性期で働きたいけど、残業が多くて大変そう…。未経験でもついていけるかな。
大丈夫ですよ。面倒見の良いプリセプターさんが付いてくれると評判の病院がいくつかあります。
キャリアアドバイザーは、病院の採用担当者と日ごろからやりとりしています。
また、過去に転職した看護師からの口コミも収集していますから、病院の情報にとても詳しいです。
そのため、急性期未経験でも無理なく働ける病院を選別して紹介してもらえます。
転職サイト利用の流れを以下に記載します。
- 転職サイトに登録
- 担当者に希望条件を伝える
- 希望条件に沿った求人紹介を受ける
- 履歴書等の添削と面接対策をしてもらう
- 面接を受ける(同行してもらえる場合も)
- 内定をもらったら必要に応じて条件交渉
- 入職後のアフターフォロー
転職サイトでは、急性期病院に合わせた履歴書添削や面接対策を無料でサポートしてもらえるため、急性期未経験でも安心ですよ。
関連記事 看護師が転職先を探す方法12選|メリット・デメリットやコツを解説
看護師は急性期を経験すべき?
ここでは、看護師は急性期を経験すべきかについてお伝えします。
転職に有利なのは事実
経験やスキルが重視される看護業界。
急性期病棟で経験できることは多岐にわたります。
- 最新の医療機器・技術・薬が備わっている病院では先進医療を学べる
- 急性期病院は認定看護師・専門看護師が多く専門的な看護を学べる
- 幅広い年齢層や疾患の患者さんが入院しており様々な知識や技術を学べる
- 急変対応について学べる
- 研修や勉強会を活用し学習できる
- 新人教育プログラムや院内教育プログラム
- 患者さんの変化に気づく観察力と迅速なアセスメント力が育まれる
- 常に多重課題があり優先順位を考えたスケジュール管理が身につく
さらに年数が増えると、看護チームのリーダー経験や他スタッフをまとめる経験を積む機会もあります。
急性期病院で培った、幅広い知識や技術があると、その後の転職に有利に働く可能性が高いです。
キャリアデザインから逆算する
看護師としてのキャリアデザインから逆算すると、急性期での看護経験は、必要な人にとっては必要です。
「必要な人にとっては」というのは、仕事に対する価値観や看護観は多様だからです。
あなたは自分のキャリアデザインを考えたことはありますか?
急性期病院は患者さんの状態変化が激しく、緊急処置や急変対応、緊急入院など、予定外の出来事や突発的な業務にも対応していかなくてはなりません。
忙しく残業もあるため、人によってはそれがストレスとなり、仕事自体を嫌になってしまうかもしれません。
そのためまず自己と対話し、どのような看護師になりたいのか、どのフィールドで仕事したいのか、熟考することが大切。
「私の働き方は急性期向きではないな」と思うならば、急性期以外で働くことも全く問題ない判断です。
生き方の価値観は人それぞれだから。
急性期の経験なしでも看護師として働ける
急性期の経験がなくても看護師として働くことはできますよ。
現に私の周りでも、急性期の経験がなくとも回復期や慢性期病棟、美容外科、精神科、クリニックなどで働いている看護師が多くいます!
看護学生時代の臨地実習では、多くの領域(基礎・成人・急性期・老年・小児・母性・精神・在宅)で、様々な患者さんの看護展開を行ってきましたね。
看護学校で、バイタルサイン測定や看護技術の基礎を学び、実習でも実施してきました。
看護学校の講義や臨地実習を通し、どの領域でも活用できる、基礎的な看護技術は身につけたはず!
そのため、急性期の知識やスキルがなくても、看護師として働くことは可能です。
自分の選んだ領域で、学生時代に学んだ基礎看護の技術を極め、応用をきかせていくことで、より看護師としての専門性を身につけることができます。
専門性を身につけられるのは、急性期病院だけではありません。
回復期病棟で勤務し、「回復期リハビリテーション認定看護師資格」や「運動器リハビリテーションセラピスト」を取得し、スキルアップされている方もいます。
看護師として、急性期の経験が必ずしも必要なわけではないのです。
あなたはどの分野が好きで、どの領域の看護を深めたいですか?
一人一人の患者さんとじっくり向き合い看護をしたい。
忙しいのは好きだし、テキパキ仕事をこなして専門的知識も身につけたい。
社会復帰を支援したい。
看護師として自分の目指したい道がありますよね。
急性期を経験しなくても、これまでの看護経験を活かして働くことのできる職場は多くあります。
まずは一度、あなたの看護観や仕事への価値観、キャリアデザインをしっかりと考えてみることをおすすめします。
看護師としての働き方は多種多様で人それぞれ!
あなたが極めたい看護が急性期経験不要なら何も問題ありませんよね。
まとめ|未経験から急性期病院に転職できる理由と求人の探し方
未経験でも急性期病院ヘの転職は可能です。
最後に本記事の内容をまとめます。
- 未経験でもこれまでの看護経験を活かして急性期で働ける
- 急性期未経験なら研修やプリセプター制度のある病院への転職がおすすめ
- 未経験から急性期病院への転職はナースセンター、出身看護学校、転職サイトの利用がおすすめ
- キャリアデザインを考える中で急性期看護が必要なら積極的に経験すべき
- 急性期を経験しておくと転職に有利
看護師としての働き方も多様になってきている今、自身の看護観やキャリアデザインを一度真剣に考えてみるのがおすすめです。
その上で急性期の経験が必要だと思ったら、急性期病院への転職を考えれば良いのです。
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